Program地域に根差した問題を生徒の目線で考える探究活動
~自分たちの手で採集した微小生物の有効利用を目指して~
普通理系コースの2年生にて、身近な環境について学びながら生徒たちの関心のある微小生物を採集させて、その微小生物について調べ、探究活動を通して最終的にその有効利用を考える。初年度は、生徒たちに研究テーマを決定させ、8月から研究活動に取り組み、3月までに研究報告を作成させる。次年度の4月に理系を選択した新2年生の前でプレゼンテーションさせ、後輩を自分たちの研究に巻き込みながら、生徒たちの目線で一歩一歩進めていく。この活動を継続し、本校独自の探究活動支援プログラムの礎を築く。
原発事故後、自然科学部の生徒たちが、学校近くの茶屋沼や阿武隈川にて月1回、微小生物調査を実施し、自分たちで採集した藻類を培養。震災後の課題(汚染水処理に関する問題など)を藻類の力で何とかしたいと取り組んできた。この中で、生徒たちが目をキラキラさせて研究活動に励む様子が見られた。このノウハウを生かして、本校独自の探究活動を開始する。年間を通して大学等の研究機関の方々と生徒たちが主体的にやりとりしながら、自分の興味・関心を持った研究テーマについて、ワクワクしながら進められる体制を構築したい。
