カテゴリー 42022年採択

国立大学法人 岡山大学

対象者数 150名 | 助成額 136万円

http://www.okayama-u.ac.jp/

Program地域の未来デザイン
~社会共創と分野横断型学習で現代社会課題に挑む「恩送り」の探究プログラム~

 高い高齢化率や人口減少といった問題に取り組む中山間地域の実像について地域住民との対話から学び、多様な学部に所属する履修者同士の意見交換を通じて、自分事として検討した問題解決策を自治体に提案するプログラムである。

 10学部1プログラムを有する本学では、履修者の所属学部は多様である。授業では履修者の関心に沿って複数のテーマ(暮らし、教育、環境、高齢者支援、地場産業活性、関係人口拡大、地域資源活用等)を設定し、協力自治体に在住・在勤の市民がテーマ別分科会に参画して学生と対話する。さらに学生は、地域経済分析システムRESAS等のデータ活用やグループワークでの検討を行い、問題の所在を明らかにし、現在の自分たちの関わり方を考え、発表する。

 新規開講した2020年度以来、オンライン会議システムを活用した多人数が積極的に参加する一斉授業の手法とブレークアウトルームやクラウドでのファイル共有を進めながら検討するグループワークの手法を組み合わせた能動的な学習に取り組んでいる。協力自治体を共通ステージとしながら、履修者自身の出身地や関係する地域の問題解決に目を向けさせ、社会参画意欲を醸成することを企図している。

 

※ 内閣官房のまち・ひと・しごと創生本部が運用している産業構造や人口動態、人の流れなどに関する官民のビッグデータを集約し、可視化を試みるシステム

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