カテゴリー 42023年採択

上田女子短期大学

対象者数 300名 | 助成額 280万円

http://www.uedawjc.ac.jp

Program「デザインの学び」の開発:今日の大学教育の中心をなす「知る」学びと芸術やデザイン分野で培われた「行う(表現する)」学びを編み合わせる営み

 本学は2022年度より「デザインの学び」をスタートした。めざすのは「知る」学びを中心とする今日の大学教育に「行う」学びを復権し、両者を編み合わせる新たな教育プログラムの構築である。行う学びとは、学び手が関心の対象を自分で見える化・具体化・身体化する力、つまり人が本来もつ「表現する」力を取り戻すことである。この表現する(行う)力と説明する(知る)力を編み合わせる教育を「デザインの学び」と呼ぶ。

 開発するのは「表現する(行う)」新科目群と、既存の「知る」学び中心の科目に「表現する(行う)」学びを編み合わせる連携科目群。それら学びのプロセスと成果を開示する「学びの展覧会」と、地域との共創を試みる「デザインキャンプ」である。

学び方の特徴は以下

① 学びを学内にとどめず、信州上田地域の豊かな「資源(もの・こと・ひと)」を学びのフィールドにする。

② 各科目の主題とフィールドに見出す素材を結びつけ、そこから新たな知見、メッセージ、産物、サービスなどを創作する。

③ それら「わかったことをやってみる」や「やってみることでわかる」体験から、学び手が自分で「問い」を立て、考え、形あるものごとにつくりあげる力を獲得する。

 

「知る・行う」を編み合わせる学びから、自分たちの社会を自分たちで「表現し・構想し・具現化(実践化)する」人材の育成が期待できる。

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