カテゴリー 12021年採択

和歌山県立箕島高等学校

対象者数 160名 | 助成額 100万円

https://www.minoshima-h.wakayama-c.ed.jp/

Program地球市民プロジェクト
~みらいを変えるきっかけを~

 地球に生きる地球市民として、地球の自然を守り、地球に生きる全ての生命を愛することができる生徒を育成する。 

1学期:「地球の現状を知る」ために、外部講師による講演を聞く。その後「みらいを変えるマイアクションⅠ」と題して、「高校生目線で、地球の自然を守る、または地球に生きる人を支えるために何ができるか」をプレゼンテーションする(パワーポイントで1人3分)。クラス内発表を行い、代表者は全校生徒の前で発表する。  

夏休み:代表生徒→SDGsに取り組む企業への見学
    全生徒→レポート(発表会の振り返り)

2学期:SDGsについて理解し、大人や社会が地球のためにどんなことをしているか知る。その後「みらいを変えるマイアクションⅡ」と題して「社会人になった私、大人になった私が地球のためにできること」をプレゼンテーションする(ポスターセッション)。

3学期:1学期に発表した「みらいを変えるマイアクションⅠ」をジャンル別に分類し、5人グループで、どの活動を行うか企画し、運営(地球市民ウィーク)する。

2月1日(火)〜3日(木)「地球市民ウィーク」
その後「1年間の学びを今後の人生でどう生かすか」について発表を行う(代表者は次年度の1年生の前で発表する)。

学期ごとにスモールステップでレベルを上げていく。毎学期、目玉となる活動を入れて、その都度振り返りを行い、次回に向けての気付きを大切にする。

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全員が必ず輝ける場所を スモールステップで着実に前進

 箕島高校の「探究」の時間は、これまで1・3年生に限られ、3年の「探究Ⅱ」は、各教科で用意された「探究授業」から自由に選ぶというカリキュラムが組まれていた。それが、今年度の1年生から「地球市民プロジェクト」と名づけた、3年間にわたる探究プログラムがスタートした。

 プロジェクトの特長は、学期ごとに目玉となるイベントを設定し、スモールステップで、課題の発見、思考の整理・分析を段階的に積み上げていくこと。1年次1学期には、現在地球に起きている問題(環境や人々)について知り、地球の現状を学んだ上で、高校生の目線で「今何ができるか」を手描き紙芝居にして全員が発表。各クラスの代表2~3名を選出して、市民会館で外部の人も観客に呼んでのプレゼンテーションを行った。2学期には実際にSDGsを実践する企業を複数社招いて話を聞いた上で、視点を1ステップ上げ、将来どのような生き方・働き方がしたいかをテーマにポスターセッションを実施。そして、3学期の2月には、5人のグループで、今までに得た知識を知恵に変え、校外で3日間かけて企画・実践する年間最大のイベント「地球市民ウィーク」を実行する。

 この実践活動においては、例えば、環境アドバイザーの講義を受けた上で、実際に海岸でゴミ拾いをして結果をまとめたり、地域の大型店と提携して、エシカル商品のアピールを店頭で行ったり、小学校へ出かけて環境問題に関する授業を行ったりなど、幅広い活動が考えられている。

 このプロジェクトが正式なカリキュラムとなったのは今年度からだが、昨年度には先行実施という形で、現在の2年生が一通り経験を積んでいる。その際、特に活動に熱心だった生徒たちが、今年のプロジェクトのお手伝いを自ら申し入れ、協力してくれている。年齢の近いロールモデルのおかげで、「あんな先輩になりたい」と、1年生のやる気にも火が付き、昨年よりもレベルアップした活動が進められているという。

 2年次には、沖縄への修学旅行に関連させた「平和・人権活動」に宿泊先で行う「和歌山の魅力発信」を加えた活動を。3年次には、南海トラフ地震に備えた、自衛隊、海上保安庁などの協力による「防災スクール」の企画・運営なども計画中。「年間を通した活動の中で、全員が輝ける場所を必ずつくるということが、このプロジェクトで最も大切にしていることです」と、担当の山田江理奈先生は語った。

高校生目線で、地球の自然を守り、地球に生きる人を支えるために何ができるかを、手描きの4枚の絵でプレゼンテーションする「みらいを変えるマイアクションⅠ」

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