Program想定を超える世界にどう応えるのか:「現代 × リベラルアーツ」
-現代の諸課題に立ち向かうための新たな実践型リベラルアーツ教育プログラムの創生-
経済や情報に牽引されてきたグローバル化は、世界を一つの巨大で複雑に絡み合った有機体として作り上げてきた。そのような世界において、「1つのソリューション」というのはありえない。俯瞰的に世界を見定め、複雑に絡み合った問題のバランスを保ちながら最適な解(あるいは最適な「妥協」かもしれない)を導き出す、複合的な知の体系が必要とされる。そのような世界の複雑性はさらに加速するだろう。その時、1つの学問や考え方だけに焦点を当ててきた既存の”専門性”は無意味になる。わたしたちが目指すものは、このグローバルな現代社会に立ち向かうための新たな知、「現代」に立ち向かうためのリベラルアーツ教育の新しい姿である。
本プログラムでは人文科学・社会科学・自然科学などの様々な視点から、グローバルな諸問題に溢れた21世紀の世界を俯瞰する授業やワークショップを展開していく。その中で「現代のリベラルアーツ」とは何かを炙り出していく。すなわち、現代社会が抱える諸問題の「核」を顕にし、その解決法を実践から導き出すことができるような「総合知」を探求していく。また学生が授業から得た学びを、「教員の立場」として実践的に使う高校生対象のワークショップを行う。これらのワークショップを通して、知識のさらなる深化を促すと共に、それらを伝え・実践として変革させる新たなリベラルアーツ教育プログラムを創出する。
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